モル質量計算

化学式のモル質量を計算します。括弧や入れ子、水和物にも対応し、元素ごとの内訳と質量パーセント、グラムとモルの換算を表示します。


元素記号は大文字で始まります。かっこや水和物の中点も使えます。Fe2(SO4)3CuSO4·5H2O のように書いてください。
モル質量
74.092 g/mol
Ca(OH)2

元素ごとの内訳

元素 原子数 原子量 小計 質量パーセント
Ca 1 40.078 40.078 54.09%
O 2 15.999 31.998 43.19%
H 2 1.008 2.016 2.72%
合計 5   74.092 100%

モル質量とは

モル質量とは、その物質1モルの質量をグラムで表したもので、1モルは6.022 x 1023個の粒子を指します。便利なのは化学式からそのまま求まる点です。すべての原子の原子量を足し合わせればそれがモル質量になります。水は1.008の水素が二つと15.999の酸素が一つなので18.015 g/molです。この数値があるからこそ、粒子の数を数えている化学反応式が、実際に天秤で量れるものに変わります。

化学式の書き方

元素記号は大文字で始まり、そのあとに小文字が一つ続くことがあります。だからCoはコバルトですが、COは炭素と酸素です。記号のあとの数字はその記号を、かっこのあとの数字はかっこの中身すべてを倍にします。したがってFe2(SO4)3は鉄が二つ、硫黄が三つ、酸素が十二です。かっこは入れ子にでき、K4[Fe(CN)6]のように角かっこも使えます。水和物の点は中点でも普通のピリオドでもアスタリスクでも構いません。CuSO4·5H2OCuSO4.5H2OCuSO4*5H2Oはいずれも249.677 g/molになります。

グラムとモルの換算

モル質量が分かれば、二つの換算は割り算ひとつ分の距離しかありません。モル = グラム / モル質量、そしてグラム = モル x モル質量です。量の欄に数値を入れて単位を選ぶと、モル質量の隣に答えが表示されます。水18.015 gはちょうど1 mol、塩化ナトリウム2 molは116.88 gです。化学反応式はモルで書かれるのに薬品はグラムで量るため、化学量論の大部分はこの一歩の上に成り立っています。

質量パーセント組成

表の最後の列は、全体の質量に占める各元素の割合で、問題文が組成のパーセントというときに求めているのはこれです。その元素の小計をモル質量で割った値になります。水では酸素が18.015のうち15.999を占めるので質量で88.8パーセントですが、原子の数でいえば三つに一つしか酸素ではありません。原子を数えることと量ることのこの差こそが計算の意味であり、原子数は100にならないのにパーセントは必ず100になる理由でもあります。

知っておくと便利

  • 大文字と小文字は区別されます。Coはコバルト、COは一酸化炭素で、別のものとして読まれます。
  • 先頭の数字は化学式全体を倍にするので、2H2OはH2Oのちょうど二倍の質量です。
  • 原子量はIUPACの標準値で、天然に存在する同位体の平均です。
  • パーセントは必ず合計100になるので、意図した化学式を入力できたかの手早い確認になります。
  • 何も保存されません。計算はサーバー上で行われ、結果は送信後に破棄されます。

よくある質問

化学式に含まれるすべての原子の原子量を足します。水なら1.008の水素二つと15.999の酸素一つで18.015 g/molです。この道具は足し算を行ったうえで各元素を分けて表示するので、答えをそのまま受け取るのではなく計算を確かめられます。

18.015 g/molです。水素の 2 x 1.008 と酸素の15.999を合わせた値です。質量でいえば水素が11.2パーセント、酸素が88.8パーセントで、三つの原子のうち二つが水素なので初めて見ると意外に思えます。

CuSO4·5H2Oと書いてください。点は中点でも普通のピリオドでもアスタリスクでもよいので、CuSO4.5H2OやCuSO4*5H2Oでも同じように扱われます。いずれも249.677 g/molになります。5があとに続く水分子全体を倍にするからです。

大いに関係します。元素記号は大文字一つと、多くても小文字一つの組み合わせです。したがってCoはモル質量58.933のコバルト、COは28.010の一酸化炭素になります。小文字のh2oは推測されずに拒否されます。推測すれば黙ったまま間違えることがあるからです。

実際には数値としての違いはありません。分子量は比であって単位を持たず、モル質量は1モルの質量でグラム毎モルという単位を持ちます。同じ数値なので二つの語は混同して使われます。実際に量るのはモル質量のほうなので、こちらのほうが役に立ちます。

グラムをモル質量で割ります。化学式を入力し、量の欄にグラム数を入れて単位をグラムのままにすれば、モル質量の隣に答えが出ます。単位をモルに切り替えると逆向きの計算になり、重さが求まります。

IUPACの標準原子量で、地球上に自然に存在する同位体の割合で重みづけした平均値です。塩素が整数ではなく35.45なのはそのためで、天然の塩素は塩素35と塩素37の混合物だからです。安定同位体を持たない元素については、最も寿命の長い同位体の値が使われます。

対応します。パターン照合ではなく構文として解析しているので、K4[Fe(CN)6]も正しく扱われて368.345 g/molになりますし、さらに深く入れ子にしても同じです。角かっこと丸かっこは同じものとして扱われます。

モル質量はどう計算しますか

化学式に含まれる原子の原子量をすべて足します。水なら2 x 1.008 + 15.999 = 18.015 g/molです。この計算ツールは Fe2(SO4)3 や CuSO4·5H2O のようなかっこ、入れ子、水和物を解析し、元素ごとの内訳と質量パーセント組成を表示し、グラムとモルの換算も行います。